新亜光学工業が持つ特許技術
新亜光学工業の強みとしてまず挙げられるのが高度な技術力でしょう。
そして新亜光学工業の技術力の高さの根拠となるものの一つが特許です。
新亜光学工業は、光学関連や駆動系のモーター関連などの特許を取得しており、いずれも高品質なカメラパーツを製造する上で欠かせないものとなっています。
例えば、光学関連の特許の中でも特に有用なものとして光量調節装置に関する特許が挙げられます。
光量調節装置は、光の量を調節するために開閉する機構を持つ装置で、カメラ用語で言うところの露出性能に深くかかわってくるのです。
ただし、光量調節装置は複雑な機構を要するため大型化しやすく、高機能化や多機能化しようとすると、なおさらその傾向が顕著になってしまいます。
新亜光学工業の特許では、この光量調節装置を従来品と比べてかなり薄型化することを可能にしています。
これにより小型化したうえで内部機構も充実させることができるため、軽く扱いやすい取り回しと高機能性・多機能性を両立することができるのです。
ユーザーのために技術を活かす
新亜光学工業の強みが特許技術にあることは間違いありませんが、新亜光学工業の技術力は特許によるものだけではありません。
新亜光学工業はユーザーや顧客の意見を積極的に取り入れ、製品に反映することで技術力を伸ばしてきた企業でもあります。
単に特許技術を使うだけでなく、様々な意見に応えてきた結果、今の新亜光学工業の技術力があるのです。
その最たる例が、カメラのシャッターユニットのオーダーカスタムに幅広く対応してくれる点です。
シャッターユニットはカメラの重要パーツの一つで、それだけにユーザーの好みによって左右される部分ではあるのですが、もともと複雑な機構なのでオーダーでのカスタムを行ってくれるメーカーはあまりありません。
新亜光学工業では、かなり細かなオーダーも受けてくれるにもかかわらず、低価格帯でのカスタマイズを実現しています。
このように特許に胡坐をかかず、ユーザーのために技術を使うという姿勢が新亜光学工業の技術を支える一助となっていることは間違いないでしょう。