社員のスキルアップにもつながっている
新亜光学工業株式会社の社員は、大学で光学分野を専門に学んだ人や外国人社員も在籍しています。日本以外に香港や韓国にも事業所を設けており、各所で研究や開発だけでなく、製造や輸送の仕事をします。
精密機械を扱う作業が多く仕事を進める中で少しのズレや間違いが起きれば、1つの製品に仕上がりません。研究や開発では最先端の技術を仕上げる以外に、細かな部分までの工程を大事にします。また製造の仕事であれば、集中力や手先の器用さが必要です。依頼が立て込んでいる時には仕上げるスピードにも配慮しなければなりません。
とはいえ、最初からスムーズにできる社員はいません。必要に応じて先輩がフォローを行い、スキルアップへとつなげている会社です。
他には、同じ部署で仕事をしてスキルを磨くのも大事ですが、他部署への異動もあります。マンネリ化が防げると、仕事の生産性アップが期待できます。社員にとってもさまざまな部署での経験が、高品質な製品づくりに活かされます。異動に関しては会社にとってwinwinの結果になるように、社員の能力が最大限高められる配慮を欠かしていません。
一人ひとりの社員を大事にする会社
たとえ優秀な社員が揃っていても多くの依頼があるのが続けば、社員の体力面や精神面で負荷がかかります。1人の社員に仕事が集中すると、他の社員にとってモチベーション低下になりかねません。それによって、高品質な製品づくりが困難になることも考えられます。
新亜光学工業株式会社は、社員の健康面や心理面でマイナスにならないように配慮をしています。例えば繁忙期であっても、案件が落ち着いた段階で社員に積極的な休暇取得を促しています。会社全体において仕事の生産性を下げないように他の社員との配慮はしますが、休暇取得はできる環境づくりを徹底しています。それによって社員のスキルアップ以外に、疲労蓄積による仕事でのミスやズレの予防もできます。
仕事をするうえで優秀な社員以外に上手く断れない社員に仕事が集中すれば、かえって生産性低下が起こるリスクがあります。新亜光学工業株式会社では、可能な範囲で仕事量に偏りが出ないように調整しています。特に上手く断れない社員向けには、相談しやすくする配慮を欠かしません。他には、自分に合わない仕事は割り当てをしないように工夫しています。